IMA Vol.27

商品詳細

特集「時代を映すコミュニティ」

テクノロジーの発展やグローバル化の波によって社会の変化はますます加速し、
近代化の過程で築かれた価値観が大きく揺らぎ始めている現代。
地球レベルでの自然破壊が進み、最新医学は人類の寿命を飛躍的に伸ばし
AIによる自動化やシェアリングエコノミー、SNSなどが国家や社会と個人の関係性を
変えつつある中で、幸福の概念や安定の定義、人生観は変容している。

そんな時代に、新しい価値を求める人々、信念を同じくする人々が集う
ユニークなコミュニティが世界中に増殖。
そうした集団をとらえた写真群から浮き彫りになる未来は、
私たちが抱える問題や迷い、さらには理想やファンタジーを教えてくれる。

掲載作品
「SETTLEMENTS」 デヴィッド・スペロ/文=辻 信一
「Furnishing the Sacred」 ボグラールカ・エーヴァ・ゼレーイ/文=リザ・プレミヤク
「I and I」 菊地智子 インタヴュー/文=小高美穂
「Where We Belong」 アレハンドラ・カルレス=トルラ/文=セリア・グラハム・ディクソン
「Rebel Riders」 ムハンマド・ファドリ/文=畑中章宏
「GOKAB」 関 健作/文=大山エンリコイサム


■気鋭の写真家たちがとらえる これからのコミュニティのかたち
世界の端で生まれた小さなコミュニティの常識が、いつかスタンダードになるかもしれない。
いまはまだマイノリティな存在ながら、その志しや関心のゆくえと向き合うことで、現代社会の抱える問題が浮き彫りになり、
新しい価値観に出会えることもある。6人の新鋭がとらえる、コミュニティの現在とは?

■写真集から広がる コミュニティについての対話
ここで紹介する写真集は、コミュニティを外からの目でとらえた一過性の記録とは一線を画す。
多様性がますます大切にされる現代において、閉じた空間になりがちな「コミュニティ」という概念の境界線を揺さぶる15冊を紹介。

■「Human Spring」志賀理江子/インタヴュー
■シェルテンス&アベネス/インタヴュー
■写真家の食卓 vol.4 花代×川島小鳥
■世界のアーティスト・イン・レジデンス
リサーチ、撮影、プリント、展覧会……それぞれの目的を持って生活圏内から離れ、滞在制作に挑む写真家たち。
いま活躍する日本人作家たちのアーティスト・イン・レジデンスでの経験談から、
写真家としてさらなる飛躍を遂げ、世界に羽ばたくためのヒントに迫ってみた。

販売価格: 2,138(税込)