IMA Vol.22

IMA Vol.22

販売価格: 2,138円(税込)

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特集「土地の記憶 」

どの土地にも、遠い太古からの記憶が幾層にも折り重なっている。
いまもなおそこにはっきりと形を伴って遺っているもの。
人々によって受け継がれているもの。
すでに何者かによって奪われ、失われてしまったもの。
写真家はそのすべてを写しとろうと試みる。

膨大な思い出を抱えた土地はいつだって寡黙にそこに佇むが、
写真は饒舌な代弁者として姿を現し、語りかけてくる。
結ばれた像が紡ぎだす物語は、 私たちに様々なことを気づかせるだろう。
大切にすべきこと。忘れてはならないこと。 いますぐ考え直すべきこと。
その対話こそが、人間にできるせめてもの 歴史への償いなのかもしれない。

掲載作品
「Human Nature」 ルーカス・フォグリア / 文=若林 恵
「Stay」 シャルロット・デュマ /インタヴュー
「Money Must Be Made」 ロレンツォ・ヴィットゥーリ / 文=ジョアナ・クレスウェル
「1994」 ピーター・ヒューゴ / 文=マーク・フューステル
「KAKERA」 田附 勝 /インタヴュー
「Invisible Man」 白井晴幸 / 文=畑中章宏

<歩きながら写真は生まれる > 津田 直/エレナ・トゥタッチコワ
フィールドワークは土地の文化やそこに堆積する時間、生活する人々と向き合いながら、土地の記憶を呼び覚ます。
長く歌い継がれてきた奄美大島の唄者を追う津田直と、知床半島を歩き人間にとっての旅とは何かを問うエレナ・トゥタッチコワ。
それぞれのフィールドワーク制作を通して、写真家の思考とそのプロセスを読み解く。

<写真集で巡る7つの土地の記憶>
異なる7つの「土地の記憶」を伝える、ここ5年以内に刊行された14冊の写真集を通して、
写真家を絶えず突き動かしてきたテーマを、いま改めて考察する。

■「Will the Circle Be Unbroken」 奈良美智 文=高橋しげみ

■「Grain」 石内 都
写真家の食卓 / 石内 都×ソニア・パーク×黒河内真衣子
写真家が料理を振る舞い、ゲストとのトークを繰り広げる連載第二弾
料理、作品、記憶、価値観……多彩なトピックを横断する、女性たちの尽きることのない会話に耳を傾けてみよう。

■スティーブン・ショア/インタヴュー
現在、ニューヨーク近代美術館でニューカラーの第一人者、スティーブン・ショアの大回顧展が開催中。
展覧会の内容と共に、アメリカにおけるアート写真の発展を牽引してきたショアの軌跡を振り返る。