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Roni Horn: The Detour of Identity
商品詳細
2024年にデンマークのルイジアナ近代美術館で開催された北欧初の大規模な回顧展に合わせて刊行されたロニ・ホーンの画業を包括するモノグラフ。40年以上にわたり彫刻、写真、ドローイング、書籍など多岐にわたるメディアを横断してきた彼女の表現の軌跡を、最新の視点から一堂に収録している。
一見すると、鋭利でミニマルな彫刻や、静謐なアイスランドの風景、そして同一人物を執拗に追ったポートレートの集積でありながら、その背後にはジェンダー・身体・時間、そして「アイデンティティ」がいかに流動的で捉えがたいものであるかという根源的な問いが潜む。水や天候といった移ろいゆく現象を媒介に彼女が捉えてきた知覚の断片は視覚的な叙事詩として、観る者の意識や自己の定義を静かに、しかし深く揺さぶり続けてきた。
ホーンの作品と名作映画との対話という独自の構成にある。ヒッチコックの『めまい』やベルイマンの『仮面/ペルソナ』といった映画のスチルや台詞が自身の作品と並置され、彼女がいかにして映画的なカットや時間の持続を自身の表現へと解体・吸収し、ありふれた肖像や物質を自己と他者の境界が溶け合う多層的な叙事詩へと昇華させてきたかを明らかにしている。作家自身の「映画的思考」を通じてアイデンティティの変容を鮮やかに描き出した、ロニ・ホーンの思索の現在地を記す重要な記録である。
ISBN-10: 3969993784 13: 9783969993781
p.472, 24.7 x 29.7 cm
2024
一見すると、鋭利でミニマルな彫刻や、静謐なアイスランドの風景、そして同一人物を執拗に追ったポートレートの集積でありながら、その背後にはジェンダー・身体・時間、そして「アイデンティティ」がいかに流動的で捉えがたいものであるかという根源的な問いが潜む。水や天候といった移ろいゆく現象を媒介に彼女が捉えてきた知覚の断片は視覚的な叙事詩として、観る者の意識や自己の定義を静かに、しかし深く揺さぶり続けてきた。
ホーンの作品と名作映画との対話という独自の構成にある。ヒッチコックの『めまい』やベルイマンの『仮面/ペルソナ』といった映画のスチルや台詞が自身の作品と並置され、彼女がいかにして映画的なカットや時間の持続を自身の表現へと解体・吸収し、ありふれた肖像や物質を自己と他者の境界が溶け合う多層的な叙事詩へと昇華させてきたかを明らかにしている。作家自身の「映画的思考」を通じてアイデンティティの変容を鮮やかに描き出した、ロニ・ホーンの思索の現在地を記す重要な記録である。
ISBN-10: 3969993784 13: 9783969993781
p.472, 24.7 x 29.7 cm
2024
販売価格: 17,600円(税込)




