Candida Hofer: Libraries

商品詳細

ベッヒャー夫妻の下で学び、公共建築物の空間を被写体とするドイツ女性写真家/カンディダ・ヘーファーの写真集。
ヘーファーほど美しく、親密な知の聖堂である図書館を撮る人はいない。彼女の写真は地味で控えめで、特に場所の演出を一切しないため、来館者も利用者も雰囲気を乱すことがない。この豪華な一冊には、ロンドンの大英図書館、スペインのエスコリアル修道院の図書館、ニューヨークのホイットニー美術館とピアポイント図書館、パリのフランス国立図書館、ローマのヴィラ・メディチ、ハンブルク大学図書館など、ヘーファーが撮影した禁欲的な写真が収められている。
ウンベルト・エーコは、私たちの生活における図書館の役割について、ウィットに富んだ考察を交えてこのコレクションを紹介。ヘーファーのトレードマークである人の姿がほとんどないこれらの写真は、現代写真では例外的な、安らぎを与える静けさを放っている。

Thames & Hudson Ltd社

ISBN-10: 0500543143, 13: 978-0500543146
p.272, 30.4 x 25.2 x 3 cm
2005/10/31


Candida Hofer|カンディダ・ヘーファー


1944年生まれ、ドイツ・エーバースヴァルデ出身。デュッセドルフ美術アカデミー(ドイツ)卒業。ベッヒャー夫妻に学ぶ。現在、ケルンを拠点に活動中。
2002年「ドクメンタ」に参加。2003年「ヴェネチア・ビエンナーレ」ドイツ館代表に選出。2005年「Architecture of Absence」がアメリカを巡回。2007年「Dublin」アイルランド現代美術館(アイルランド)、2009年「Projects: Done」モースブロイヒ美術館(ドイツ)、2013年にはクンストパラスト美術館(ドイツ)など世界各地で個展を開催。ニューヨーク近代美術館(アメリカ)やルートヴィヒ美術館(ドイツ)、国内では原美術館(東京)などでのグループ展にも多く参加。
2018年「ソニーワールドフォトグラフィーアワード」特別功労賞受賞。
作品は、ポンピドゥーセンター(フランス)やテート(イギリス)、グッゲンハイム美術館・ニューヨーク近代美術館(アメリカ)などに所蔵されている。

販売価格: 12,100(税込)