鷲尾和彦: To the Sea
商品詳細
海はひとつの記憶であり、海に向かう人々は世界を共有している。
ノーベル文学賞受賞作家 ル・クレジオ氏が本書のために序文を寄稿
作家の日常の地続きとしてある神奈川県相模湾をはじめ、2011年3月以後の東北地方沿岸風景も含まれる本作は、日本各地の海辺の風景とそこに佇む人びとの姿を10年以上に渡り撮影した写真集です。
神迎えの儀式が行われる八重山諸島、有刺鉄線がはられた辺野古の砂浜、日々を暮らす湘南の海辺、そして、震災直後の三陸海岸。
写真家 鷲尾和彦が向かったそれらの海はまた同時に、「何度も同じ場所を訪ねたが、一度たりとて同じ海に巡り会うことはなかった。」と語る海でもありました。
この写真集に寄せた序文の中でノーベル文学賞作家のル・クレジオ氏は「海は気まぐれなのではない。海は多様で、とらえがたいのだ。人はだれでも、どこにいても、海の子供なのである。」と言います。そしてそこに向かうという感情について、それは「愛、敬意、感謝の念」であるとも。
海に向かい、水平線を見つめ、潮の満ち引きに呼応するように見つめるとき、わたしたちはそこに何を見るのか。
失いかけたものたちを呼び戻す連なりの一冊。
ISBN-10: 4865410201, 13: 978-4865410204
p.152, 25.7 x 19 x 2 cm
2014/10/16
ノーベル文学賞受賞作家 ル・クレジオ氏が本書のために序文を寄稿
作家の日常の地続きとしてある神奈川県相模湾をはじめ、2011年3月以後の東北地方沿岸風景も含まれる本作は、日本各地の海辺の風景とそこに佇む人びとの姿を10年以上に渡り撮影した写真集です。
神迎えの儀式が行われる八重山諸島、有刺鉄線がはられた辺野古の砂浜、日々を暮らす湘南の海辺、そして、震災直後の三陸海岸。
写真家 鷲尾和彦が向かったそれらの海はまた同時に、「何度も同じ場所を訪ねたが、一度たりとて同じ海に巡り会うことはなかった。」と語る海でもありました。
この写真集に寄せた序文の中でノーベル文学賞作家のル・クレジオ氏は「海は気まぐれなのではない。海は多様で、とらえがたいのだ。人はだれでも、どこにいても、海の子供なのである。」と言います。そしてそこに向かうという感情について、それは「愛、敬意、感謝の念」であるとも。
海に向かい、水平線を見つめ、潮の満ち引きに呼応するように見つめるとき、わたしたちはそこに何を見るのか。
失いかけたものたちを呼び戻す連なりの一冊。
ISBN-10: 4865410201, 13: 978-4865410204
p.152, 25.7 x 19 x 2 cm
2014/10/16
販売価格: 4,400円(税込)