美術手帖 2009年03月号

美術手帖 2009年03月号

販売価格: 1,646円(税込)

特集 日本のアーティスト ガイド&マップ 〜 アートファンの超整理!

ジャパニーズ・アーティストたちが今、ますます元気です。その魅力をもっと知りたい!
王道の巨匠から、注目の新世代まで、百花繚乱、180人を集大成。3つのステージ、23のテ
ーマで、現代アートの“新しい定番”をクルージング!

目次
1.【BASICS】基礎編 〜 絵と彫刻の基本から、イメージの無限宇宙へ
2.【INTERACTS】 応用編 〜 感覚と現象、社会とアートのクロスポイント
3.【ADVANCED】 拡張編 〜 ゼロ年代を超える4つの提案

【INTRODUCTION】
基礎編は、絵や彫刻、写真や映像まで、日本の現代アートのいろはを10のテーマで紹介し
ます。
応用編は、リアルな現象や人や街とかかわるインタラクティブな表現から、分野を横断す
るクロスジャンルな表現まで、9つのテーマで切りとります。
拡張編は、日本を代表する4人の美術評論家が、ゼロ年代を超えるアートの可能性を巡って
考察します。
はじめから順に読む、気になるキーワードから読む。楽しみ方はあなた次第です。

1.【BASICS】基礎編 〜 絵と彫刻の基本から、イメージの無限宇宙へ
●ペインタリー / “よい絵”ってなんだろう?
村瀬恭子 杉戸洋 奈良美智 佐々木憲介 丸山直文 田中敦子 中村一美
岡崎乾二郎 イケムラレイコ 堂本右美 傍嶋崇
●肖像 / 命は永遠のモチーフ
加藤泉 三沢厚彦 O JUN 小林孝亘 三宅信太郎 舟越桂 喜多順子
押江千衣子 高木こずえ 棚田康司 永山真策
●風景 / 風景の想像=創造
桑久保徹 池田光弘 池田学 千葉正也 櫃田珠実 小西真奈 須田由希子
横尾忠則 伊藤存 法貴信也 西原功織 日高理恵子
●POP+α / ジャパニーズ・ポップの射程
奈良美智 落合多武 村上隆 横山裕一 榎本耕一 宇川直宏 タカノ綾
日比野克彦 タナカカツキ 田中偉一郎 田尾創樹
●J回帰 / ディスカバー・ジャパン!
村上隆 松井冬子 会田誠 山口晃 須田悦弘 ヤノベケンジ 町田久美
天明屋尚 三瀬夏之介 束芋 大浦信行 柳幸典 森村泰昌
●偶像 / 生と死の塊
亀井徹 西尾康之
●ヌード / 裸体の魅惑
川原直人 鷹野隆大 野村佐紀子
●ファンタジー / 想像力のリアリティ
小谷元彦 政田武史 鴻池朋子 高木正勝 志賀理江子 福井篤 横尾忠則
竹村京 さわひらき 桑原正彦 安田悠 石田徹也
●女 / 百花繚乱・女の底力
草間彌生 梅佳代 蜷川実花 できやよい 坂知夏 悠久斎 長井朋子
柴田英里 和田典子 小出茜 福本歩
●シアトリカル / 演劇的な「私」
森村泰昌 やなぎみわ 山川冬樹×飴屋法水
2.【INTERACTS】 応用編 〜 感覚と現象、社会とアートのクロスポイント
●サンクチュアリ / アートの“聖域”に触れる
杉本博司 内藤礼 山本基 宮島達男
●体感 / 触れて、匂って、感じて
廣瀬智央 トーチカ 大巻伸嗣
●知覚と物質 / 不定型な現象のカタチ(リ・インストールされる世界1)
名和晃平 田幡浩一 鬼頭健吾 石上純也
●関係 / 解体と再構築のリアル(リ・インストールされる世界2)
田中功起 泉太郎 照屋勇賢 高嶺格 菅木志雄 榎倉康二 小林耕平
金氏徹平 木村友紀 中村浩大 高柳恵里 森田浩彰
●サウンド / 音をいかに「聴く」か
藤本由紀夫 池田亮司 大友良英 梅田哲也 八木良太
●環境 / “新しい自然”をめぐる旅
本城直季 関口敦仁 藤森照信 狩野仁美 石上純也 川内倫子 生意気
曽根裕 畠山直哉 津田直 野村仁
●デザイニング / アートとデザインの接近
荒神明香 荒川眞一郎 東恩納裕一 立花文穂 山本修路 東信 田中信行
中村哲也 平田晃久 吉岡徳仁 三宅一生
●ソーシャル / アートでつなぐ社会
川俣正 小沢剛 Chim↑Pom 藤浩志 島袋道浩
●サイエンス、テクノロジー / 科学・工学の新しい美学
藤幡正樹 佐藤雅彦 八谷和彦 岩井俊雄 渋谷慶一郎
3.【ADVANCED】 拡張編 〜 ゼロ年代を超える4つの提案
日本の現代アートがますますパワフルになってきた2000年代。そのゼロ年代も間もなく終
わる今、アートのさらなる力や可能性について、4人の論客と一緒に考えてみましょう。

●松井みどりの提案
【モダンとポストモダンのクロスロード】 〜 マイクロポップその後
●清水穣の提案
【「日常」と「無意味」の罠】 〜 ポスト・ゼロ年代の中間報告
●福住廉の提案
【原点のありかとそのゆくえ】 〜 「現代アート」から自由になるために
●椹木野衣の提案
【にゅー する する する、ごろごろ にゃーん】 〜 2010年代からの遠雷

島袋道浩
わけのわからないものをどうやってひきうけるか?
1990年代初頭より、世界中を旅しながら人間の生き方やコミュニケーションの新しい可能
性を探り、詩的でユーモアに溢れた作品を生み出してきた島袋道浩。日本で久しぶりの開
催となる個展に出品された新作、そしてアートへの思いを聞いた。

磯江毅
19歳で単身スペインに渡り、以来30年間マドリードを拠点に制作活動を続けた磯江毅は、
リアリズム絵画の伝統が色濃く残り、いまなお写実表現の新たな展開をみせるこの地で、
「gustovo INOUE」という名で活躍した。その精緻な質感表現と静寂に包まれた画面は、超
絶技巧という言葉だけでは語り尽くせない、絵画の本質的な問いかけを観客に突きつけて
いる。リアリティーとは何か―つねにそれを追い求めた生涯は、画家としての円熟期にさ
しかかった矢先に終わりを告げた。早すぎる死から2年が経ち、今春、画集が刊行される磯
江の、その足跡をたどる。

WORLD NEWS 海外のアートシーンから
■マイアミ / アートバーゼル・マイアミビーチ2008、「ロシアの夢」展
■ニューヨーク / ポール・ラフォリー:60年代展
■ロサンジェルス / カリフォルニア・バイエニアル2008
■ベルリン / テンポラリー・クンストハレ・ベルリン
■北京 / 「スーパーフード(超級食品)」展
■今月のワールドスター / Martin Kippenberger マルティン・キッペンベルガー

連載
■子供と美術 46 谷川俊太郎さんのワークショップ 絵をみて詩を書こう
■画家たちの美術史 73 尹熙倉
■アクリリックス・ワールド 50 タナカカツキ
■会田誠〈おんなのこしゃしん〉 5
■アートで生きる・アートとかかわる 15 オクウィ・エンヴェゾー×杉田敦
■秋元康流“アートのすすめ” 6 ゲスト:村上隆
■遠藤一郎 愛と平和と未来のために 3